海外で人気の高いギターメーカーとは?有名ブランドをご紹介!
ギターは一生楽しめる趣味のひとつです。そしてギターを販売しているメーカーは世界中にたくさん存在します。しかしどんな有名ブランドであっても、好き嫌いやフィット感、メーカーへの憧れ、そして予算などは人によって異なってきます。今回は海外で人気の有名ギターブランドについていくつか解説します。
世界的に有名な「フェンダー」
世界で初めてエレキギターを量産した世界屈指のメーカーです。元々はラジオの受信機や音響機器の修理店が発祥のギターメーカーです。アメリカが発祥の地ですが世界各国に製造拠点を持ち、代表的なモデルは、テレキャスター、ストラトキャスター、ジャガーなどです。軽い弾き味で、長時間弾いても疲れにくいという長所があります。
愛用者はカントリーやブルース、ロックなど幅広く、エリック・クラプトン、ポール・マッカートニー、ジミ・ヘンドリックスなどの著名ギタリストが愛用したことで有名になりました。価格の目安はおよそ300,000円前後になります。日本製でやや廉価な「Fender Made in Japan Traditional」シリーズや、入門者向けで更に廉価な「ムスタング」モデルもあります。ムスタングモデルは廉価ながらカート・コバーンが愛用したことで有名です。
エレキギターで定番の「ギブソン」
エレキギターのトップブランドともいえるアメリカのメーカーが「ギブソン」です。音響機器製造から発祥したギターブランドで、フェンダーと並んで2大ギターブランドなどと呼ばれています。代表的なモデルはレスポール、フライングV、SGなどです。中でも特にレスポールで名声を得て、ハードロックからブルースまで様々な分野で活躍しています。レッド・ツェッペリン、AC/DCなど特にロック系のアーティストに愛用されています。
アニメ「けいおん!」でも話題になりました。良質な木材を使用したヴァイオリンの製法で制作され、ボディとネックに角度があり、独特の音色が出せるのが特徴です。価格の目安はおよそ300,000円前後になります。ギブソンは高額ですが、ギブソン公認の廉価ブランド「エピフォン」という楽器メーカーがあります。ロゴは異なっていますが、ギブソンのギターを再現した幅広いプレイが出来るギターです。
品質にこだわる「ポールリードスミス」
フェンダー、ギブソンとならぶ巨大メーカーです。略称は「PRS」「PRS Guitars」。代表的なモデルはカスタムシリーズです。フェンダーやギブソンよりも新しいメーカーですが、エレガントで高級感のある美しい木目の外観と、弾きやすい音色が特徴です。その最高の品質を求める姿勢に定評があり人気を博しています。
カルロス・サンタナが愛用するギターということで一躍有名になり、演奏者のオーダーに沿って最高級の木材と技術を贅沢に使ったプライベートストックという最上位のモデルを製作して貰うことも可能です。価格の目安はおよそ500,000円前後になりますが、100,000円以下の廉価なラインナップ「SE」シリーズもあります。
日本が誇る楽器メーカー「ヤマハ」
言わずと知れた日本屈指の楽器メーカーです。世界一位のピアノ製造から発展し、楽器製造で培われたノウハウが生かされています。アコースティックギターは低価格でも品質が保証されており、その品質の安定感と癖のなさ、そして幅広い価格帯で、ビギナーからプロまで多くの人々に愛されています。
RGX、パシフィカシリーズなどが代表的なモデルになります。ボブ・マーリーが愛用したのもヤマハのギターでした。価格の目安は30,000円ほどの廉価なものもありますが、およそ300,000円前後になります。どの価格帯のギターも癖が少なく、オーソドックスな音を出すことができます。
名古屋発祥の国産ブランド「アイバニーズ」
名古屋の星野書店から派生した星野楽器発のギターメーカーです。スペイン内戦で廃業した工房を買い取ったのがはじまりです。個性的で多彩なラインナップは幅広いジャンルをカバーしています。スタイリッシュなエレキギターの数々は低価格でも品質が保証されていて、8弦ギターや9弦ギターなどといった先進的な多弦ギターが有名です。代表的なモデルはRGシリーズで、スピード感があり、低音から高音までバランスよく出力できるテクニカルなサウンドが特徴です。
そのためメタル系のアーティストに好まれ、KISS、MR.BIGなども愛用しています。価格の目安は30,000円ほどの廉価なものもありますが、およそ300,000円前後になります。扱いやすく弾きやすい為、YAMAHA同様ビギナーからプロまで広く愛用されている国産ブランドのひとつです。
まとめ
ギターを購入する際は、まずは自分の感覚や趣味でこれといった一台を選び、長く付き合ってみましょう。弾き続けているうちに好みや音なども変化していきます。その時には再度選びなおしていけば良いのです。そして海外製のギターは場合によっては品質にばらつきがあります。必ず店頭で試奏してもらってから購入しましょう。円安ドル高になると海外製のブランドのギターは値上がりします。予算にも影響するので気を付けて選びましょう。そして。ギターの見た目や音の好みは人それぞれです。実際に見に行ってこれだ、と思ったものを、自分の持つ「好き」や、見た目や音の感覚を信じて選ぶのが一番と言えるでしょう。