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AriaproⅡのギターの買取相場はいくら?状態による価格の違いとは

公開日:2023/03/01  最終更新日:2022/12/09
    


ギターブランド「Aria」は名古屋に本社を構える楽器商社、荒井貿易発のブランドです。そして「AriaproⅡ」は、海外有名ブランド、フェンダーやギブソン、リッケンバッカーなどのコピーモデルから、独自に設計されたオリジナルモデルまで数多く提供しています。現在はコピーモデルを出すことはなく、オリジナルギターのみをリリースしています。

AriaproⅡは日本のギターブランド

新井貿易は元々、海外からのギターの輸入から出発しました。

その後「アライギター」という自社ブランドのギターを製造発売していましたが、1960年に自社モデルでもある「Aria」モデルを発表しました。その由来は社名「Arai」のアナグラムでもあり、音楽用語で独唱曲や詠唱のことを指す「Aria」でもあります。

1975年からは更に完成度の高い「プロ用の」ギターを作るため、更にはAriaよりも更に進んだギターを作るという思いを込め「II」を加えました。楽器店では周辺機器などの付属品を付けてセット販売されることが多かったため、初心者向けというイメージが長らく定着していましたが、今では「APⅡ」というハイエンドなカスタムモデルも展開されています。

AriaproⅡのギター・ベース一覧

AriaproⅡにはギター、ベースともに様々なシリーズが存在します。ここではそれらのうちの主だったものを解説していきます。

ギター

・「PE」シリーズ

AriaproⅡオリジナルギターの原点でもあり、弾きやすく完成度の高い日本製ギターのクオリティの高さを世界に示しました。レスポール的な作りはロック系のサウンドに適しています。

・「RS」シリーズ

大手ギターメーカーであるフェンダー社の「ストラトキャスター」を元に軽量にし、シンプルな操作感と、硬質なアタック感、テクニカルなプレイを可能にしたスマートな弾き心地を実現しました。

・「MAC」シリーズ

艶消し仕上げの美しい本体と鮮やかなボディのカラーリングが特徴です。新品ながらより枯れたサウンドを実現しました。

・「FL」シリーズ

大手ギターメーカーであるフェンダー社の「ストラトキャスター」を元に、メイドインジャパンの高品質なパーツや品質、現場向けの設計で更に高精度に仕上げたプロ仕様です。

・「RETRO CLASSICS」シリーズ

1960年代に発売されていた「Aria(Arai)1532T」を基に作られた、独特の形状と使い勝手が魅力のレトロな外観のモデルです。

・「FA」シリーズ

伝統的な大型ボディのフルアコースティックギターです。

・「TA」シリーズ

大手ギターメーカーギブソンの流れを汲みつつ、オリジナルな工夫を施し日本人に合わせて軽量化・サイズダウンしたセミアコースティックギターです。コストパフォーマンスにも優れています。

・「Aria Evergreen」シリーズ

初心者にもおすすめな長い間使えるスタンダードなモデルになっています。「AE」シリーズとも呼ばれています。

ベース

・「SB」シリーズ

若干薄いボディで高い演奏性を誇ります。ジャズベースでありながらその枠を超えた低音の表現力に定評があります。

・「RSB」シリーズ

大きめなボディながら、音の立ち上がりもよく、絶妙なボディバランスで高い演奏力を誇ります。

・「TAB」シリーズ

クラシックな外観で小ぶりなボディ、そして暖かい音が特徴のセミアコースティックベースです。

・「IGB」シリーズ

軽量でバランスの良いボディと豊かな音のバリエーションが特徴です。5弦モデルも存在します。

・「JET」シリーズ

コントロールしやすく取り回しも良く、オーソドックスなスタイルは原点回帰とも呼ばれています。初心者にもおすすめの高いコストパフォーマンスを誇っています。

・「FEB Acoustic」シリーズ

チューナー付きのアンプを搭載したアコースティックベース。生音でも十分に楽しめます。

・「Legend」シリーズ

豊富なカラーバリエーションやミニサイズ、レフトハンド用も取り揃えています。

AriaproⅡのギター買取相場

買取の際は前もって楽器のシリーズ名を調べておくと、査定がスムーズに行われます。現行モデルは使用感があるほど買取価格は下がっていきますが、古いモデルは値段がかなり高くなる場合があります。現行モデルで使用感があると3,000円ほどになってしまいますが、ジャパンヴィンテージと呼ばれる80年代頃のAriaproⅡのエレキギターは、使用感が多少あっても中古相場では数万円の金額がつく場合が多く、美品であれば60,000円前後の買取価格になります。

まとめ

中古商品には相場があり、状態によって買取価格は変動します。楽器というのは使用していれば傷や汚れが必ずついてしまいます。そして本体の傷も、その痛みの程度や、交換可能なパーツかどうかなどにより査定額に差が出ます。傷の修復などは難しくても、汚れやほこり、可能であればサビなどは、売却する前に丁寧に掃除などをすることによって、場合によっては買取価格が上がることもあるのです。パーツの欠品や音が鳴らないなどといった不具合、ネックの折れなどに関しても、捨ててしまう前に一度相談してみるのが良いでしょう。