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Fender・ジャガーの買取相場!62~64年製は高値で売れやすい?

公開日:2023/04/15  最終更新日:2023/03/17
    


手元に眠っているFenderのジャガーがどのぐらいの値段で売却できるのだろうか、と考えている方もいることでしょう。楽器の買取価格は、年代やモデルによって大きく幅があります。また、売却を希望するギターの状態によっても買取価格は変動します。この記事では、Fender・ジャガーの買取相場について解説します。

Fender・ジャガーの買取相場

Fender・ジャガーは、ジャズマスターをベースに生産されたFenderを代表するモデルのひとつです。Fenderの最上位機種としてリリースされましたがあまり人気がでず、1975年にいったん販売中止となりました。その後、ニルバーナのカート・コバーンが使用したことにより人気が高まり、今でも根強いファンを持つギターです。

希少価値の高い62~64年モデル

リリースされた1962年から1964年の間に生産された初期モデルは、生産数も少ないため希少性が高く、買取価格も高額査定になりやすいといえます。多くのアーティストがこの年代のモデルを使用していることも高額査定に結びつきやすい一因です。生産されてからの年数が長いため、コンディションのよい個体が少ないこともあり、状態次第では高額な買取価格が期待できるでしょう。

カート・コバーンも使用!65年製以降のモデル

生産されていた時期には不人気なため、販売中止にまで追い込まれたジャガーですが、ニルバーナのカート・コバーンが愛用したことにより、グランジ系の音を好む多くのギタリストが注目する人気モデルとして復活しました。カート・コバーンが愛用した1965年製のジャガーは、ネックのバインディングやトランジションロゴなど細部にこだわりがみられる仕様で、中古市場でもファンが多いため高値で取引されることが多くなっています。

高価買取が期待できるジャガーの種類

62~64年製のモデルが高値で取引されることの多いFender・ジャガーですが、最近生産されたものでも、その時代の仕様を再現しているモデルは中古市場でも人気が高くなっています。その中でもとくに、高額買取が期待できるジャガーの種類を見てみましょう。

AMERICANVINTAGE’62Jaguar

1962年に生産されていた仕様を忠実に再現しているモデルです。ボディにアルダー、ネックにメイプル材を採用、クリアで硬質な音が魅力となっています。古い時代のジャガーに惹かれるファンも多く、高額査定が期待できます。

AMERICANVINTAGE’65Jaguar

1965年製の仕様を再現しているモデルです。カート・コバーンが愛用していたネックバインディングやパーロイド・ドット・インレイなどが施され、クラシックなビジュアルとヴィンテージなサウンドは今でも人気があります。

50thAnniversaryJaguar

2012年に発売されたこのモデルは、Jaguar生誕50周年を記念して日本で50本限定生産されました。このモデルのために特別にデザインされたSpecialDesignHotJaguarSingle-Coilを前後のピックアップに採用し、希少性の高さで高額買取となりやすいモデルです。

KurtCobainRoadWornJaguar

カート・コバーンが実際に愛用のギターに施していたモディファイを再現したモデルです。DiMarzioDP100SuperDistortionとPAFDP-103をピックアップに採用し、激しい歪みからウォームなサウンドまで幅広く出せることから人気があります。

買取価格に影響を与えるジャガー特有のカスタマイズ

古いジャガーを持っている場合、ジャガー特有の使いにくさを改善するために、カスタマイズを施している場合があります。カスタマイズは買取価格に影響するのでしょうか。ジャガー特有のカスタマイズについて解説します。

チューンOマチックブリッジへの変更

ジャガーはその演奏性能から、サドルやブリッジ部分を改造することが多いモデルです。弦落ち対策として行う、Fender・ムスタングのサドルへの変更は、同じ規格で作られているためボディまで加工する必要はありません。

一方で、チューニング対策として施されるチューンOマチックブリッジへの変更は、カート・コバーンも採用している改造方法として定番ですが、規格の違うブリッジなのでボディへの加工が必要です。ボディへの加工は買取価格に影響するので、丁寧な改造が必要となります。

レギュラースケールへの変更

ジャガーのもともとの仕様ではショートスケールを採用していますが、生音の小ささやサスティーンの短さを解消するために、ネックを付け替えてレギュラースケールへと改造することも多いのが特徴です。ネックの交換はボディ加工が必要になるうえ、交換後のセッティングも必要となるため、状態によっては買取価格に影響します。

ピックアップヨークの交換・取り外し

ジャガー特有のバーツであるピックアップヨークは、ピックアップ周辺の磁気密度をコントロールしてゲインを増やすものですが、その分ハウリングが起きやすくなるという特徴もあります。そのため取り外したり、交換したりすることも多いカスタマイズです。このカスタマイズ自体はそこまで買取価格に影響しませんが、取り外した純正パーツは取っておくことで、査定を高くできる場合もあります。

まとめ

この記事ではFender・ジャガーの買取相場について、機種やカスタマイズが買取価格に与える影響も含めて解説しました。Fender・ジャガーは、生産初期の仕様やサウンドがファンの間で人気の高いモデルです。機種ごとに見ると、62~64年製、65年製のモデルやその仕様を再現したモデルの人気が高いといえます。また、改造することも多いジャガーですが、ボディそのものの加工が必要な改造は、買取価格に大きく影響するといえます。売却を希望するギターが該当するモデルであれば、充分にメンテナンスしたうえで、一度、査定に出してみるのはいかがでしょうか。