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Gibson・フライングVの買取相場はどれくらい?

公開日:2023/04/15  最終更新日:2023/03/17
    


家で眠っているフライングVがある方の中には、売却する場合の価格が気になる方もいることでしょう。Gibson・フライングVはギターの状態やモデルによっても買取相場が大きく変わります。この記事では、Gibson・フライングVの買取相場について、とくに高額取引されるモデルや、査定に影響するカスタマイズを含めて解説します。

Gibson・フライングVの買取相場はどれくらい?

Gibson・フライングVは逆V字型になったボディ形状が特徴的なギターで、演奏のしやすさよりも見た目のかっこよさを重視したモデルです。そのためステージ上で演奏することを前提とした、ハードロックやヘヴィメタルといったジャンルのミュージシャンに愛用者が多いことでも知られています。一方で、独特の形状から中古市場での評価も大きく分かれるのが現状です。

高値が付きやすいシグネイチャーモデル

TheZakkWyldeFryingVCustomや、RudolfSchenkerFlyingVなど世界的に有名なギタリストのシグネイチャーモデルには熱心なファンも存在することから高価買取が期待できます。

生産数が少ない年代のモデル

1958年に生産が始まったフライングVですが、1958~59年の初期モデルは生産数が100本以下、1966年から67年製のモデルは113本と生産数が非常に少ないため、高値で取引されています。また、67年製に関しては、著名なアーティストが愛用していたこともあり、人気が高く供給が少ないため、高額での買取が行われています。

バリエーション豊かな70年代モデル

1970年代のモデルは、50~60年代と比較すると生産数は増えてきましたが、今となってはヴィンテージとしての価値が高く、比較的高値で取引されています。この時代のモデルは色が黒だけでなく、アイボリーやサンバーストといったバリエーションが増えたことも特徴となっています。

高値が付きやすいフライングVの特徴

古い時代のモデルやシグネイチャーモデルに人気が集まりやすいフライングVですが、実際に高値が付いているのはどのようなモデルなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

有名アーティストに愛されたフライングV’67

ジミ・ヘンドリックスやアルバート・キング、キース・リチャーズ、マイケル・シェンカーなど著名なアーティストに愛されたモデルが1967年製のフライングVです。生産数の少なさからも人気が高いモデルですが、1967年製モデルを忠実に再現したリイシューモデルも高値での取引が期待できます。

さらに生産本数が少ないHistoricCollectionのフライングV’67であればより希少価値の高い一本となるでしょう。

生産数限定350本のメダリオンV

1971年に世界350本限定で生産されたといわれているメダリオンVも、希少価値の高いモデルとなります。元々の流通数が少なかったため、現在探し求めるファンが多いことも特徴です。1958年に発売されたフライングVは、その特徴的なフォルムから最初は売り上げが奮わず一旦生産が中止となりますが、このメダリオンVの発売をきっかけに復活したという経緯があります。

そのため、フライングVの歴史の中でも重要な役割を持つモデルなだけに、ファンの人気もいまだに衰えていないのが、高値で取引される理由ともなるでしょう。

世界限定400本しか生産されなかったリバースフライングV

そもそも独特のボディ形状をしたフライングVの中で、その形を上下反転させたリバースフライングVも熱心なコレクターがあとをたたないモデルです。世界限定で400本しか生産されなかったこともあり、希少価値が高く、高価買取が期待できるモデルです。

買取価格に影響を与えるフライングV特有のカスタマイズ

フライングVはハードロック、ヘヴィメタル系のジャンルを好む方々に愛用されることが多く、ステージ上でのプレイアビリティを考えた特有のカスタマイズが行われていることがあります。カスタマイズは買取価格に影響するのでしょうか。

トレモロユニット搭載のカスタマイズ

一般的なフライングVには搭載されていない、ショートヴァイブローラやビグスビーブリッジなどのトレモロユニットを搭載するカスタマイズがされている場合、買取価格が上がる可能性があります。ただし、トレモロユニットの改造にはボディへの加工が必要となるため、施工の状態が悪いと、逆に価格が下がる場合もあるので注意が必要です。

トラスロッドカバーの変更

フライングVのトラスロッドカバーは生産が開始されたころから3点止めになっているものが主流でした。しかしモデルによってはトラスロッドカバーのサイズが小さく、2点止めになっているものがあります。3点止めの方がヘッド形状に合うことや、ヴィンテージ感が増すことから3点止めのトラスロッドカバーに変更するカスタマイズが施している場合があります。変更時にヘッドへの穴あけ加工が必要となるため、こちらも状態によっては買取価格に影響が出てくる場合もあるでしょう。

まとめ

この記事ではGibson・フライングVの買取相場について、高価買取が期待できるモデルや買取価格に影響があるカスタマイズを含めて解説しました。Gibson・フライングVは特徴的なフォルムゆえに、中古市場でも評価が大きく分かれることがあります。また、人気モデルは生産から年数が経っているため、コンディションによっても大きく価格が変動することでしょう。査定に出す前に必要なことはギター本体をメンテナンスすることです。そのうえで、買取価格が気になる場合は査定に出してみてはいかがでしょうか。