海外で人気のギターメーカーをご紹介!
ギターを選ぶとき、ギターの音や種類、デザインなど、選ぶポイントはさまざまですよね。その中でも、ギターメーカーは見逃せないポイントです。ギターを作っているメーカーは数多くあり、それぞれのメーカーによって特徴も異なります。そこで今回は、海外で人気のギターメーカーをご紹介します。
ギブソン(GIBSON)
ギブソンは、アメリカのテネシー州を本拠地とする大手楽器メーカーで、ギター業界の中でも最も有名なメーカーの一つです。
■ギブソンの製造アイテム
主にアコースティックギター、エレクトリックギターを製造しており、他にもマンドリン、バンジョー、アンプ、弦、ストラップ、ピックなども製造しています。
■ギブソンの特徴
ギブソンのギターは、セットネック方式で作られています。セットネック方式とは、伝統的なヴァイオリン製法に由来するもので、ボディとネックに若干の角度がつけられています。また、ギブソンのギターに見られる、カーブを描いたようなボディトップも、ヴァイオリン製法から来ています。
そしてギブソンでは、楽器に良質な木材を使用しています。良質な木材を使っていることでギブソン独特の音色を奏でることができ、他のギターメーカーでは出せない音色を出すことができるのです。そんなギブソンは、世界で初めてギター用のピックアップと、アコースティック弦楽器用のコンデンサー型ピックアップを開発したメーカーでもあります。
フェンダー(Fender)
フェンダーは、1946年にレオ・フェンダーが創業したー楽器メーカーです。ギブソンと並び、世界的に有名なギターメーカーの一つです。
■フェンダーの製造アイテム
フェンダーでは、主にエレクトリックギターとアンプの製造を行っています。フェンダー・アメリカン・スタンダード、フェンダー・スタンダードなどが代表的な商品です。
■フェンダーの特徴
フェンダーが製造しているエレクトリックギター、通称エレキギターは、内部が空洞になっていない「ソリッド構造」のボディのものが多いです。さらに、ボルトでボディとネットを接合するという構造も取り入れられています。そんなフェンダーのエレキギターは、弾き味が軽くて、長時間弾いていても疲れにくいと人気があります。
ポール・リード・スミス(PRS)
ポール・リード・スミスは、1985年にポール・リード・スミスが創業したギターメーカーです。ギブソンやフェンダーに比べると若いメーカーではありますが、今ではギブソンとフェンダーに並ぶ王道ギターメーカーとして人気を誇っています。
■ポール・リード・スミスの製造アイテム
ポール・リード・スミスでは、主にエレクトリックギターとエレクトリックベースを製造しています。SingleCutシリーズや、santanaシリーズ、513シリーズが代表的な商品です。
■ポール・リード・スミスの特徴
ポール・リード・スミスは、高級ギターメーカーとして知られています。その中でも4つのグレードを設定していますが、一番低いグレードであるPRSSEシリーズでも、なかなかのお値段です。しかし、一番低いグレードでも、プロのステージで使用できるような性能を兼ね備えています。「高い」と思わせない、値段に納得できるクオリティのエレキギターを販売しているのです。
■海外のギターメーカーは他にもたくさん
海外のギターメーカー有名3社をご紹介しましたが、このほかにも海外のギターメーカーはたくさんあります。たとえばアメリカにある「マーティン社」は、ギター、マンドリン、ウクレレのメーカーで、世界中のミュージシャンたちに愛されています。マーティン社のギターは、戦前に40本だけ作られた「オリジナルOM-45」や、91本だけ作られた「プリウォーD-4」などが代表的です。
同じくアメリカのニューヨークで創業された「グレッチ」は、エレキギターとドラムの製造をしており、アメリカを代表する楽器メーカーです。グレッチのエレキギターが奏でる音は演奏者たちの高い評価を受けており、さらに美しいデザインも人気の秘密です。グレッチのエレキギターは、6120、ホワイトファルコン、カントリージェントルマンなどが代表的な商品です。
そしてアメリカカルフォルニア州サンディエゴにある「テイラー」は、1974年に創設されたギターメーカーです。テイラーのギターは、木材の厳選、加工、仕上げなど、ギターの製造過程において技術と職人の力が合わさっており、この合理的な製造工程は、アメリカン・アコースティック・ギターの主流にもなっています。テイラーでは、300シリーズ、400シリーズ、500シリーズが代表的な商品です。
海外のギターメーカーについてご紹介しました。演奏の仕方は同じでも、ギターの構造や、そのギターが奏でる音などは、ギターメーカーによって大きく違います。海外のギターメーカーを歴史とともに見ると、ギターも違った見え方がしてくるかもしれません。どこのメーカーのギターを選べばいいかわからないという方は、ぜひこの記事を参考にして、海外のギターメーカーも見てみてください。