ギブソンの人気モデルは高く売れる!高価買取のポイントとは
ギブソンはエレキ、アコースティックを問わず、ギターの名門ブランドとして知られています。手掛けているモデルのすべてが、人気といって過言ではないほどです。理由は確かな物づくりはもちろんのこと、著名ミュージシャンが愛用してきたことが挙げられます。ヒーローと同じブランドのギターを弾きたいという気持ちは、今も昔も変わらないものなのです。
世界中から愛されるギブソン社とは
1902年に設立されたギブソンは、アコースティックギターやマンドリンで名声を確立したメーカーですが、1936年にはエレキギターに進出。現在でも人気の高い「ES-335」などの元祖と呼ぶべき、セミアコースティックギター「ES-150」を発表しました。1952年にはソリッドボディのエレキギター「レスポール」を発表、数々の人気ミュージシャンに愛され、エレキギターの代名詞的モデルへと成長をとげました。
ちなみにレスポールという名前の由来は、ギブソン社と共同開発に当たったギタリスト、レス・ポール氏に由来しています。その後、カッタウェイをボディ上部にもほどこした「GS」や、個性的なV字型のボディを持つ「フライングV」、稲妻型の「エクスプローラ」などを発表し、変形ギターでも先駆けとなり現在に至りました。
■オービル(Orville)、エピフォン(Epiphone)
「オービル」「エピフォン」は、ギブソンより安価に設定されているセカンドブランドです。オービルが生産されていたのは1980〜90年代にかけて、その後はエピフォンのブランド名で生産が続けられています。エピフォンの代表作はギブソン「ES-330」と同モデルの「カジノ」、ギブソン傘下に入る以前のものは、セカンドブランド化して以降のものとは比較にならないほどの買取価格がつくでしょう。
高価買取対象のギブソン人気モデル
ギブソンのギターはユニークなボディ形状のものも含めて、どれも人気モデルです。その中でもとくに高い価格がつきやすいものについてお話していきます。その前にギブソンのギターの多くに共通する、高額になりがちな条件を見ていきましょう。
■高級路線のモデル
現在のギブソンの最上級ブランドは「カスタムショップ」が手がけたもの。厳選された素材を用い、熟練の職人さんがハンドメイドで仕上げたシリーズで、同じギブソンでも安価なものと比較すると、数倍の価格で販売されています。買取価格も高くなるのも、当然といえるでしょう。
■新しいものよりも古いもの
作られたばかりのものより、時間がたったヴィンテージモデルの方が買取価格は高くなります。たとえば販売開始から間もない、1950年代に製造されたレスポールなどはびっくりするほどの高額買取が期待できる、100万円を超えるものも珍しくはありません。もちろん状態によって、価格は大きく左右されます。
■シグネチャーなど特別なモデル
著名ミュージシャンのレプリカモデルや、創業100周年記念などアニバーサリーモデルは、買取価格が高くなる傾向にあります。多くは数量限定で製造されますが、世界で数10本程度しかないものは、元々高価なこともあり、買取価格はとくに高くなるでしょう。
■ES-335
まずはセミアコースティックギターの代表的モデルである「ES-335」です。ロックだけでなくジャズでも愛用者が多いこともあり、発表されて以来、人気の高い人気となっています。
■J-45・J-50
プロにも愛用者が多いのがアコースティックギターの「J-45」、「J-50」はクリアラッカーで仕上げられたモデルです。マーチン・ドレッドノートとよく似た形をしており、いかにもステージ映えしそうなルックスをしています。
■レスポール
永遠の定番「レスポール」はギブソンのみならず、エレキギターを代表するモデルです。カスタムショップが手掛けた高価なものから、レスポール・ジュニアなど安価なものまで、非常にバリエーションが豊富です。共通していえるのは購入価格に対して、買取価格の割合が高いことでしょう。
ギブソンのギター高価買取のポイント
手入れをしたり付属品を揃えたりすることは当然として、ギブソンのギターを高価買取してもらうには、ショップ選びが最重要です。ポイントは楽器の買取を得意としているかどうか、間違っても適当なリサイクルショップに持ち込んではいけません。エレキギターの買取に十分な実績を持っているところに依頼しましょう。
ほかにも「複数のショップで査定してもらい、もっとも高いところで手放す」ことや「リペア代金が高くつくので、不調でもそのまま買取に出す」ことが、高価買取のためのポイントといえるでしょう。
ブランド力が高いギブソン社のギターに共通していえるのは、ほかのメーカーより買取価格が高くなることです。その中でも人気・不人気はあり、レスポールのようなスタンダードなタイプのほうが、突飛なモデルより高くなる傾向があります。加えて製造年代やボディカラー、状態などで価格は上下するのですが、もっとも強調したいのは買取ってもらうショップ選びが大切だということです。ギターの買取実績が豊富なショップを選びましょう。