PRS・customの買取相場を紹介!査定額が上がりやすいモデルとは
PRS社のギターは、美しい仕上げ、高い組み込み精度など、質の高さで多くのミュージシャンの支持を得ていいます。なかでもcustomモデルは、希少価値があり需要も高いモデルであるため、高価買取が期待できます。この記事では、PRS・customの買取相場と、高価買取のモデルについて詳しく解説します。
PRS・customの買取相場
製造年やギターの仕様、在庫量により変動しますが、customシリーズの買取相場は7万~17万円ほどです。もともとPRSは、高級ギターを制作することで知られるメーカーであり、customが多くのミュージシャンから支持される著名なシリーズです。PRSの創業はギターメーカーの老舗であるフェンダー・ギブソンよりもかなり遅い1985年です。ひとりの大学生による、屋根裏部屋からのスタートとなったPRSは、50万円からの手作り高級ギターを主力商品としています。
90年代に入り、工作機械の導入で低価格帯のモデルもラインアップしたPRSは、ギターだけに留まらない多角的経営に乗り出し、今もなお多くのギタリストに愛されているメーカーのひとつです。
なかでもPRSの定番モデルであるcustomは、創業当時から続く人気が高いモデルです。息をのむような美しい仕上げに加え、プレイヤーの演奏性を考慮した設計が特徴です。ボディトップにはフィギュアドメイプルが使用され、高級感のある縞模様が魅力的です。フィギュアドメイプルを覆う塗装は上質で、落ち着いた嫌みがない色合いです。
一般的なギターのポジションマークはシンプルなドットであることが多いですが、customの指板には手間と高い技術を要するバードインレイが施されており、ネック部分にも彩られています。
また、ボディの削りは工芸品とも呼べる高度な技術で行われており、高い演奏性と軽量化を実現します。構えた時に、快適になるように曲面と平面を配置し、演奏時にストレスを感じません。軽量なボディと優れた重量バランスにより、長時間の演奏でも疲れにくいです。
加えて、ネックの設計にもこだわりがあります。customのネックは、手が大きくない人にもしっくりくるサイズ感で、快適な演奏性が好評です。このように、上質で美しいビジュアルと、プレイアビリティを考えた設計により、多数の支持を得ているギターであるため、査定額が高くなるためす。
custom22とcustom24で買取価格は違ってくる?
custom22とcustom24は別モデルであり、買取価格に差があります。その違いは、フレットの数です。
custom22は一時期廃盤担になった22フレットモデルです。SEcustom22が約11万円、珍しいホロウモデルは約17万3,000円での買取実績があります。
一方、costom24はフレット数が24です。custom24が約7万円、custom2410Topは約15万円での買取実績があります。モデルが違うと仕様が異なるため、値段に差が生まれます。
ほかにも、製造された年や特別な仕様であるか、傷や汚れの状態、付属品の欠品などによって、値段が大きく変動する傾向があります。査定の際は、まずモデルで大まかな金額を割り出し、汚れや傷の具合をチェックして買取額を決定します。
PRS・customの買取査定額を左右するポイント
査定額はモデルにより違いがありますが、そのほかにも大きな要因があります。ここでは、査定額に関わるポイントを説明します。
希少なモデルである
リミテッドモデルやアニバーサリーモデルは高価買取が期待できます。希少価値があり、市場での流通量が少ないため、価格は高騰します。また、スワンプアッシュやブラジリアンローズウッドなどの希少価値の高い木材を使ったギターは高額になる傾向があります。
型番に10topと記載されている
10本のなかでとくに美しい1本という証である刻印です。通常モデルよりも美しく、高価買取されます。
状態がよい
希少価値の高い木材であれば高価になるため、年式と値段は完全には比例しません。ただし、傷や汚れが多いと、製品としての価値が減少するため、買取価格は下がります。ハードケースやパーツの欠品は、大きく査定額が減少するため注意しましょう。
まとめ
PRS・customの買取相場と、高価買取のモデルを紹介しました。PRS・customシリーズは質の高いギターであり、高額買取されることが多いモデルです。しかし、査定額はモデルや仕様に左右され、状態によっても変動します。ギターの仕様によって、買取価格は大まかに決まりますが、最終的な価格は状態で決まります。高価買取を目指すためにも、傷や汚れがつかないようにていねいに取り扱いましょう。