人気ブランドのギターは買取価格も高い?
初心者用のギターの購入を検討していると、はじめは初心者用のギターを買うべきか、ある程度、値段のする中級者用または、それ以上のギターを買うべきか悩んでいる方も多いでしょう。そこで本記事では、世界の地域別のギターの特徴を解説したうえで、買取相場についても解説します。
日本の有名・人気なメーカーは?
ギターの本場といえば、アメリカというイメージが強いのではないでしょうか。そのため、中級者用~上級者用の高額なギターを買うなら、アメリカのブランドのものを買いたいとい方も多いでしょう。
しかし、日本製のギターも決して品質が悪いわけではありません。ただ、アメリカ製のギターと日本製のギターは、それぞれ生鳴りの違いや作り方の特徴があります。
日本製のギターは作り方が丁寧だと言われるケースがあり、まとまった音のなり方をするギターが多い傾向にあります。
また、数十年前までは日本のギターは安価、アメリカ製のギターは、高額というイメージが定着していましたが、ここ10年ほどはそのようなイメージが払拭されつつあります。
日本の技術を生かして、丁寧に作り込まれたギターは世界的に評価されており、海外では日本製のギターがアメリカ製のものとほぼ同額で取引されることも多くなっているのです。
日本製のギターの人気メーカーといえば、フェンダー社やモーリス楽器製造社、ヤマハ社、フェルナンデス社などが有名です。ヤマハ社はギターに限らず、さまざまな楽器を製造している総合楽器メーカーです。
モーリス楽器製造社は1961年創業した会社で、創業当初からアコースティックギターの製造に注力しています。
その後1972年には「MORRIS」ブランドのアコースティックギターを開発しているため、楽器のなかでも、とくにギターに特化している会社といえるでしょう。
アメリカの有名・人気なメーカーは?
ギターの本場アメリカは、さまざまなメーカーのギターがあります。アメリカ製のギターの特徴は、鳴り方がオープンなことでしょう。
アメリカ人は広大な土地で自由に楽器を楽しんできたという背景はあり、大きな音を鳴らし放題という環境が影響していると考えられています。
なお、レジェンド級の老舗人気メーカーで、ギターと言えば真っ先に名前が挙がるほど有名なのが、ギブソン社でしょう。また、フェンダー社もアメリカ製のギターメーカーとして非常に有名で、近年ではギブソン社と並ぶ存在となっています。
とくに、フェンダー社のストラトキャスターはエレキギターの代表です。
そのほか、ギターのクオリティの高さが、評価されているポール・リード・スミス社やアコースティックギターのトップブランドであるマーティン社もすべてアメリカの人気ギターメーカーです。
欧州の有名・人気なメーカーは?
欧州のギターメーカーとして有名なのは、マヌエルカセレス社でしょう。欧州ギターの特徴は、アメリカ製のギターのように大量生産するのではなく、小規模で伝統的な作り方にこだわっているという点です。
長い時間をかけて、職人が手作りするハンドメイドのギターが有名で、確かな技術のある職人のみが製作しています。
ハンドメイドで作られているという背景や、ひとつのギターに愛着を注いで使いたいという方は、マヌエルカセレス社のギターがおすすめです。
人気ブランドなら高く買い取ってもらえる可能性が高い
バンドを結成して、今後ギターをやっていきたいと考えている方のなかには、最初は初心者用のギターを買うべきか、中級者用のギターを購入すべきか悩む方も多いでしょう。
もちろん、購入して間もないのにギターを辞めてしまう可能性も考えられるため、最初から高額な費用をかけるのは、ハードルに感じるものです。
しかし、人気ブランドの中級者用のギターを購入しておけば、愛着を持ちやすくなるのに加え、もし売却するとなったときに高値で売れる可能性が高いです。
というのも、人気ブランドのギターを持ちたいと考えている人は多く、中古市場でも人気があるからです。一方、ノーブランドで人気のないギターは、どんなに安くしても買手が見つからないケースもあります。
自分が使うときや売却するときのことを考えると、人気ブランドで、ある程度値段の高いギターを買っておくのが賢い選択かもしれません。
ただ、初期費用がかかるので、最初にかかる値段とどれほど本気で取り組むのか、売却する可能性があるのかを考えながら検討しましょう。
まとめ
初心者がギターを購入するときに悩みがちなのが、どのようなグレードのギターを購入すべきかということでしょう。初心者用のギターは数万円から手に入れられるため、気軽に買いやすいのが魅力です。
ただ、ギター歴が長くなるにつれて、買い替えをする可能性が高いことや、もしギターをやめてしまったときに買い手が見つかりやすいのは、有名メーカーの中級者用または上級者用のギターでしょう。
最初にかかる値段や売却する可能性があるのかを考え、最適なギター選びをしましょう。