ギターとベースの違いとは?それぞれの役割や難しさを解説
これからギターに挑戦してみたなと思っている方の中には、「ベースとの違いがわからない」という方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、今更聞けないギターとベースの違いについてご紹介していきます。また、ギターに向いている人とベースに向いている人の特徴も紹介しています。
ギターとベースそれぞれの役割
まずは、ギターとベースがそれぞれどのような役割を担っているのか、詳しく見ていきましょう。
■ギターの役割
ギターは大きく分けてアコースティックギターとエレクトリックギターの2種類に分けられます。基本的に6本の弦で音を奏でて、比較的高い音域を出すことが可能です。そんなギターは、伴奏からソロまで、さまざまな役割を担うことができます。
さまざまな奏法があり、リズムを刻むように音を奏でるカッティング、低音のリズムをとるパワーコード、1つ1つ美しい音を出すアルペジオなどが挙げられます。いろいろな奏法を組み合わせて、多彩な音色やリズムを刻むのがギターの大きな役割です。
■ベースの役割
ベースは、4本の弦で音を奏でます。ベースよりも1オクターブほど低い音域を担当しており、単音のリズムを担当します。バンドの中ではドラムと一緒にリズム体として、メロディを支える役割です。最近では、単音で弾くほか、スラップ奏法でベースを弾く演奏者も増えており、リズム体でも存在が目立ちます。
ギターとベースはどちらのほうが難しい?
ギターとベース、一体どちらの方が難しいのでしょうか?結論から言うと、ギターとベースの難易度を比較するのは難しく、どちらも同じくらい難しいと言えます。では、ギターもベースもそれぞれどのようなところが難しいのか、具体的に見ていきましょう。
■覚えることが多いのがギター
ギターは、最初に覚えることが多いです。コード、単音弾き、カッティングなどを覚えなければいけないため、初心者の方がギター演奏を形にするまでは、少し時間がかかります。難易度はベースと同じくらいとお伝えしましたが、初心者の方は、ギターの方が難しいと感じる方が多いでしょう。
■ミスが許されないのがベース
ベースは単音弾きさえできるようになれれば、ある程度の曲は弾けるようになります。ギターに比べると弾けるようになるのが、比較的簡単です。ただし、バンドの中でもリズム体なので、ベースのリズムが崩れてしまうと、他のギターやボーカルも崩れてしまいます。そのため、ミスが許されないのがベースです。責任感があるため、決して楽な楽器ではありません。
ギターに向いている人、ベースに向いている人
ギターとベースは、それぞれ向いている人の特徴があります。せっかくやるなら、自分に向いている楽器をやりたいですよね。ここからは、ギターに向いている人とベースに向いている人が具体的にどのような人なのか、詳しく見ていきましょう。
■ギターに向いている人の特徴
ギターは、バンドの中でもメロディを奏で、ソロパートでパフォーマンスを魅せることもあります。そのため、ギターに向いているのは目立ちたい人です。技術的な面では、手先が器用な人がギターに向いているでしょう。ギターはコード以外にも単音を連続して弾くことも多い為、細かく指を動かします。そのときの指の動かし方やピッキングでも、音楽の雰囲気が変わってくるのです。
そんなギターの練習に励んでいると、音作り、コード進行、メロディのセンスが上達してきます。そして、ギター一本で曲を作ることもできるようになってきます。そのため、将来的には作曲をしてみたいという方も、ギターに挑戦してみると良いでしょう。また、ギターはバンドの中でメンバーを引っ張っていくような存在です。共演した他のバンドマンとの交流をすることもあるため、コミュニケーション能力も大切になります。
■ベースに向いている人の特徴
ベースは、メロディを奏でるギターやボーカル、そして派手なパフォーマンスを魅せられるドラムに比べると、あまり目立ちません。しかし、リズム体としてバンドを支える、いわば縁の下の力持ちです。そのため、バンドを陰で支えたいという方におすすめの楽器です。
縁の下の力持ちとして他のパートを目立たせるという役割があるため、自分が奏でる音以外の、他の楽器の音をきちんと聞けることも大切になります。そしてあまり目立たない楽器ではありますが、実は奥が深い楽器でもあります。音作りやリズムなどにこだわりを持って追求したいという方は、ベースに向いているでしょう。
ギターとベースの違いや、難しさについてご紹介しました。ギターとベースは、奏でる音やバンドの中での役割が全く違います。ですが、ギターはメロディを奏でる存在、ベースはバンド全体を支える存在として、どちらもなくてはならない楽器です。どちらの楽器に挑戦しようか悩んでいる方は、自分にはどちらが向いているかを考えて、自分に合った楽器にチャレンジしてみてください。