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ギターに貼ってあるステッカーははがすべき?対処方法を知ろう

公開日:2019/10/01  最終更新日:2019/09/26
    



ただ趣味として始めたギターも日常生活が忙しいことによって手を付けなくなったという場合、そのまま放置すると弦や枠が劣化してしまいます。そこで使わなくなった時には買取に出すとよいのですが、その際に注意してほしいのがステッカーを付けている場合です。

ステッカーを付けていると買取価格が下がる

ギターにステッカーを付ける理由としては、趣向する音楽がロックやメタルの道で進んでいた時にステッカーを付けることによって、シンプルなデザインに派手さがプラスされることで音楽性にマッチします。しかし音楽性にマッチして取り付けたステッカーを放置するのはあまり良くないことであり、それはステッカーの裏にはノリがついているからです。

ノリは接着剤として用いるものですが、注意してほしいのは貼り付けてから時間が経てば経つほど空気が抜けて接着力がどんどん強くなっていきます。接着力が強くなったステッカーは、簡単には取り外せなくなるだけでなく、ほこりなどの物質も吸着するのでカビの繁殖の素になるなどギターにとって深刻なダメージになるのです。

買取査定をする場合の価格を決定するときには、ギターの保存状態がどれだけよかったのかが重要になります。ギターの保存状態が査定の善し悪しを決めるのであれば、ギターの弦だけでなく外枠も重要なポイントになるのです。もし外枠にこびりついて取れないノリがあったり、ステッカーの表面が削れて残っている場合や取り除くときに傷があった時には査定にとってかなりマイナスに働きます。

そのためステッカーを取り付けた時には、必ず買取を含めて使わなくなった時のことを考えて傷をつけることなく安全に取り外せる方法を知っておくことが重要になります。

ステッカーを付けてから時間が経っていない時

買取を決めた段階で、まだステッカーを取り付けてから2年未満だった場合には取り外すのにあまり手間がかからないです。ステッカーを剥がす際にはボディを傷つけないために、手と指そして爪を使うのがベストです。5年未満の状態であれば、空気の抜け具合がまだ完全ではないので爪や指で擦ると簡単に取ることができます。

しかし取り外すこと自体は簡単であっても、ギターの外枠の表面にはまだノリが付着しています。ノリが付着したままだと汚れと断定されて査定額が落ちてしまうので、取り外したらすぐにノリが乾く前に削り取ることが重要です。

その外枠についているノリを削り取るためには、消しゴムを使うのがおすすめなります。キズをつけないためにも必ず研磨剤が入っていないタイプを選ぶ必要があり、特に100均で購入できる安いものよりも文房具店で販売されている消しカスが一つにまとまるゴムを使うほうがきれいに処理できます。

その消しゴムを使って、貼り付けていた位置に沿って消しゴムを滑らせていくのです。消しゴムを滑らせていくと摩擦熱によって、張り付いていたノリが消しカスに付着していきます。これを何度も続けていき、最終的に指で触れてみて粘着性が無くなったら作業は完了です。

ステッカーを取り付けてから長い時間が経った時

先に言ったとおりにステッカーに張り付いていたノリを簡単に取り外せる目安は2年未満であり、それ以上たってしまった時には指や爪そして消しゴムだけでは残念ながら完全に付着が完了し取り外すことはできないです。

2年以上経ってしまったときに取り外すためには、少し査定額が落ちることを覚悟してドライヤーと薬品を使います。まず強固に張り付いていたノリを出来るだけ柔らかくするために、ドライヤーを温熱機能に切り替えてゆっくりと吹きかけていきます。

その際の注意点としては、ドライヤーをあまり長時間同じ場所を吹きかけてしまうとギターの表面の塗装を傷つけてしまいます。そのためドライヤーを吹きかけるときには、必ず少し距離を置くだけでなく5秒から10秒を目安にするとよいです。

そしてドライヤーによってノリが柔らかくなったら、ここで一度だけ指と爪を使って取り外しにかかります。ここで取り外しに成功すれば、あとは残ったノリを消しゴムで削り取るだけできれいになるのです。

もし指や爪でも取り外せないほどに強固になってしまった場合には、ギター専門店に剥離剤というものが販売されています。これは紙やノリを分解することで取り外しやすくするもので、この剥離剤を張り付けたところに刷毛で少しずつ塗ることによって簡単に外すことができます。

ただし剥離剤はノリや紙だけでなく、外枠の塗装面も一緒に分解してしまう恐れがあります。もし広範囲に剥離剤が広がってしまった時には査定価格が落ちるだけでなく、買取自体ができない場合もあるので用法容量を守って使うことが大事です。

 

日常の忙しさによって使わなくなったギターは、完全に使えなくなる前に買取に出すことによって新たな使い手に恵まれるようにするのが所有者の責任です。ただしステッカーを付けていた場合は、そのままだと査定額が落ちてしまいます。

そのため最初は指や爪と消しゴムを使って丁寧に落とし、これで落ちない時には用法容量を守って剥離剤を使って落としましょう。