信頼できる買取店を選ぼう!ギターの買取で起こりえるトラブルとは
近年、悪徳な買取業者による訪問買取トラブルが増えているようです。値段がつく商品を無料で引き取られたり、強引に売却を迫られたりと、トラブルの内容は多種多様。ギターの買取においても、何らかのトラブルが起こる可能性はおおいにあります。具体的なトラブル例を知り、トラブルを避けるためのコツやポイントを学んでください。
今増えている「訪問買取トラブル」
2022年現在、悪徳な買取業者による訪問買取トラブルが増加している傾向にあります。その理由として、コロナ禍で家にいる時間が多くなり、断捨離や終活などで所有物を整理している人が増えていることが挙げられます。
ものを整理した際に出てきた不用品を、悪質な業者が狙って家を訪問し、トラブルを起こしていると考えられます。生活センターには「売るつもりがなかった商品を強引に買い取られた」「アポイントなく急に訪問された」など、さまざまな相談が寄せられているようです。
不要品を買い取りますと訪問してきた業者が、いつの間にか商品の一部を持ち去っていたという、買取を装った悪質な窃盗事件のほか、業者から貴金属を出すよう、しつこく迫られたというケースも。近年、訪問買取トラブルが増えている背景には、コロナ禍で在宅時間が増え、ものを整理している人が多くなっているという事情があるのです。
こんなトラブルに注意しよう!
では、どのようなトラブルが起きているのか、具体的な例を紹介しましょう。
不要品はないかという電話がかかってきた
固定電話をひいている家庭に起こりうるトラブルです。突然電話がかかってきて「不要品はありませんか?」と業者から尋ねられますが、業者の本当の狙いは貴金属や宝石を安く買い取ることです。売るものはないと、はっきりした口調で断ることが大切です。
商品を無料で引き取られた
「古いので無料で買い取ります」と何かと適当な理由をつけて、本来値段がつく商品を無料で引き取ろうとするトラブル。業者は悪質な方法で入手した商品を高額で販売し、利益を得ることが目的です。
無理やり売却を勧められた
売却価格を提示された際に「希望価格よりも安かった」と断っても、強引に買い取られてしまうトラブルです。
「何も買い取れなかった場合、上司に怒られる」などと同情を誘うような言葉をかけてくる悪徳業者もいますが、この場合も「売らない」ときっぱり伝えることが大切です。
不用品回収(出張買取)のチラシ
「不要な物を引き取ります。○○日に家の外に出しておいてください」というチラシがきっかけで起こるトラブル。
チラシを配布している業者、実は無登録であるケースが多いです。回収した商品のなかで、お金になりそうなものは持ち帰り、それ以外は不法投棄するという悪質な手法で商品を回収しているのです。
買取のトラブルを避けるには
買取におけるトラブルを避けるには、どうすればよいのでしょうか。納得のいく売却活動を行うためのポイントやコツを紹介します。
買取は自分でしっかり調べたうえで依頼する
訪問買取で見られるようなアポイントなしでの訪問は、実は法律で禁止されているのです。
国が定めていることなので、突然訪問してきた業者を簡単に家にあげないようにしましょう。買取トラブルを避けるには、信頼性の高い業者を自分で探し、良質な業者に自分から連絡して来てもらうのがベストです。
売りたい商品の買取相場を調べる
売りたい商品の買取相場をネットなどで事前に調べておくことも、トラブルを避けるポイント。事前に知っておけば、正当でない買取金額を提示された際に気づきやすくなります。
事前に見積りを出してもらう
本来、買取業者は商品の見積り価格を提示してくれるところが多いです。だいたいの相場を把握するために、積極的に活用していきましょう。
買取店によっては、電話やメール、近年ではLINEで見積り依頼を受けつけている店舗もあります。あらかじめ見積りをしてもらうことで買取相場を知れるうえ、予想より高いか安いかを事前に確認できるので、実際に査定をしてもらったときに、ミスマッチが起こりにくくなります。
古物商許可を取得しているか調べる
買取を行っている業者は、必ず古物商許可を取得しなければならないと決まっています。査定を依頼する前に、ちゃんと許可を取得して営業している店舗なのかをチェックしておくのもよいでしょう。
買取店のホームページがあれば、会社概要のページなどに古物商許可の番号が記載してあるはず。番号がなければ不当な営業をしている店舗かもしれません。
自分で信頼できる買取店を見つけよう
買取トラブルを避けるためには、上記でお伝えしたように、やはり自分で信頼できる買取店を見つけて依頼するのがいちばんです。古物営業の許可店であるかどうか、買取実績が豊富かどうか。
また、ネットで口コミや評判をチェックするのもおすすめです。信頼性の高い買取店であれば、楽器分野に精通したプロのスタッフが確かな査定力で、相場を反映した買取価格をつけてくれます。
後悔のない売却を行うためにも、自分でしっかりと調べて優良な買取店を見極め、査定を依頼しましょう。
まとめ
近年、悪質な買取業者による訪問買取トラブルが増加しています。
その理由として、コロナ禍で在宅時間が増え、周辺整理を行っている人が多くなったという背景があります。買取トラブルと一言でいっても、アポイントなしで訪問してくる、値段がつく商品を無料で引き取られる、強引に売却を迫られるなど、その内容はさまざま。
トラブルを避け、納得のいく売却活動をするためには、自分でしっかりと調べたうえで信頼できる買取店を見つけるのがベストです。良質な買取店をよく見極め、後悔のないギター売却を行ってください。