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今さら聞けないギターの基本!それぞれの種類や違いとは

公開日:2022/06/15  最終更新日:2022/04/15
    


身近な楽器のひとつでもある「ギター」は、さまざまなジャンルの音楽に用いられ、年齢や性別を問わず多くの人に愛されています。しかし、ギターの種類や違い、特徴、演奏スタイルなど、詳しいことはわからないという方も多いのではないでしょうか。今回は、ギターの基本的な事柄について解説しますので、参考にしてください。

アコースティック・ギターの種類

通称「アコギ」ともいわれるアコースティック・ギターは、電気を使わずにボディーに音を反響させる仕組みのギターです。電源が必要ないので、場所を選ばずに演奏でき、生の音でも比較的大きな音を出すことができます。

素朴な音色の美しさや、音楽のジャンルや弾き手によって異なる、多様な表現と味わい深さが魅力です。弾き語りや1人での演奏をしたい方に向いているといえるでしょう。

有名なメーカーでは、「Gibson(ギブソン)」「Martin(マーチン)」「Taylor(テイラー)」などです。アコースティック・ギターにもいくつか種類があり、ボディーの形状や弦の種類などに違いがあります。

一番ポピュラーで、スチールなどの金属の弦が使われる「フォークギター」は優しい音色でクラシックを中心にさまざまな音楽に使用され、通常はナイロン弦が張られている「クラシック・ギター」はピックアップやマイクを搭載。アコースティック・ギターでありながらアンプに接続、音を増幅したり加工したりできる「エレクトリックアコースティックギター(通称エレアコ)」などがあり、音楽のジャンルやプレイスタイルによって使い分けられています。

エレクトリック・ギターの種類

エレクトリック・ギターは「エレキギター」、もしくは「エレキ」とも呼ばれ、電気によって音を拡大したり音色を変えたりする仕組みのギターです。ロックやジャズなどを中心にさまざまな音楽に使われています。いろいろな要素の組み合わせによってさまざまな音が出せるので、音の変化を楽しむことができるでしょう。エレクトリック・ギターも基本的には木材で作られており、使用する材料や塗料によっても音色が異なります。

また、音を増幅させるアンプや音を変化させるエフェクターなどの機械を使うことで、さらに多様な音色に変化させることが可能です。弦はアコースティック・ギターと同様に金属製のものを使用しますが、アコースティック・ギターよりも細く柔らかい弦のため、多様な演奏方法が実現でき、幅広い表現力につながっています。バンド演奏などを楽しみたい人には向いているでしょう。

「Fender(フェンダー)」や「PRS(ポール・リード・スミス)」などが代表的なメーカーとして挙げられます。アコースティック・ギターはボディーで音を増幅させるため、構造上比較的大きめなものが多いのですが、エレクトリック・ギターはその必要がないため、ボディーを薄くしたり形状を変えるなど、自由度が高いことも特徴のひとつです。

エレクトリック・ギターは大きく分けてみっつに分類することができます。もっとも歴史が古くボディーの内部が空洞になっている「フルアコースティックギター」、それよりもボディーが薄めで内部にセンターブロックという木材を挟んで左右に空洞のある「セミアコースティックギター」、ボディー内部に空洞が存在せず中身が詰まっている「ソリッドギター」です。

エレクトリック・ギターの代表モデルでもあるソリッドギターは、ボディーの形状などからさらに細かくさまざまなタイプにわけることができます。また、弦の振動を電気に変える「ピックアップ」の種類によっても分類され、音の太さや音色に違いがあるのが特徴です。好みの音楽ジャンルや演奏スタイルによって、たくさんの種類の中から選ぶことができ、楽しみが広がるでしょう。

弦の本数による違いとは

アコースティック・ギターでもエレクトリック・ギターでも種類にかかわらず、基本的にはギターの弦は6本です。

しかしさらなる音の広がりや豊かな響きを求め、またギターの魅力や可能性を広げるため、弦の数を増やした多弦ギターも数多く存在します。低い弦や高い弦を追加し音の幅を広げた「7弦ギター」や「8弦ギター」は人気も高く、さまざまなメーカーから製品化されています。

スペインのナルシソ・イエペスとギター製作者ホセ・ラミレス3世が考案した「10弦ギター」は、通常の6弦に加えて低音側に4本の弦が追加されており、倍音による共鳴を目的とし、演奏に華やかさをプラスしました。通常の6弦ギターに、同音またはオクターブ上の弦を追加した「12弦ギター」も、わりと有名な多弦ギターであり、民族楽器がルーツではないかといわれています。

イギリスのロックバンド「レッド・ツェッペリン」やアメリカのロックバンド「イーグルス」が使用したことでも知られており、演奏を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。重厚感のある豊かな響きと独特な音色が最大の魅力であり、きらびやかで多彩な演奏が可能です。

 

いかがでしたでしょうか。一言で「ギター」といっても多様な種類があり、その特徴や演奏スタイル、音色にはさまざま違いがあります。ギターについて深く知ることで、より音楽や演奏を楽しむことができるでしょう。